SynovaTEX株式会社

介護スタッフ支援AI「SignCatch(AI先輩スタッフ)」、緊急時の支援に関する設計方針を策定

当社が開発を進めている介護スタッフ支援AI「SignCatch(AI先輩スタッフ)」について、緊急時における設計方針を策定しましたので、お知らせいたします。

 

夜間の緊急対応における介護スタッフを支援

今回の設計方針策定のきっかけは、実証実験にご協力いただく介護施設の看護責任者の方から寄せられたご要望でした。

夜間の介護現場では、職員数が限られています。利用者様の容体が急変し、看護師が処置にあたっている間に、介護スタッフが119番通報やご家族への連絡を担うケースもあります。

その際、経験の浅いスタッフが、何をすべきか分からず動けなくなってしまうことがある。そうした場面で支えになってほしい、というご要望をいただきました。

当社はこのご要望を、SignCatchの重要な開発テーマの一つとして位置づけることとしました。

 

緊急時に、落ち着いて手順を実行できるよう支援

当社の設計方針には、次のように記しています。

普段は誰もが平穏でいられます。
緊急事態や困難な状況に直面したときだからこそ、その場にとどまり、多くの人や社会の役に立てることが、人間としての大きな価値だと考えます。

SignCatchが力を発揮すべきなのは、平時の利便性だけではありません。スタッフが不安や緊張を感じる緊急時に、必要な行動を落ち着いて実行できるよう支えることこそ、重要な役割だと考えています。

 

医療的な判断や処置の指示は行わない

一方で、SignCatchが「行わないこと」も明確に定めています。

救急要請が必要かどうかの判断、利用者様の容体の評価、処置内容の判断や指示は、医療専門職の領域です。SignCatchは、これらの判断を行ったり、医療的な指示を出したりしません。

SignCatchが支援するのは、医療専門職などから指示を受けたスタッフが、必要な連絡や手順を落ち着いて実行できるようにすることです。

 

実証実験を通じて有用性を検証

この設計方針が介護現場で実際に役立つかどうかは、今後実施する実証実験を通じて検証してまいります。

当社は、「AIで人を減らすのではなく、人にしかできない時間を増やす」という考えのもと、介護に携わる方々を支援し、利用者様と向き合う時間を生み出せるサービスの実現を目指して、開発を続けてまいります。